2009.01.24 Saturday 22:34

ナショナル・ストーリー・プロジェクト/ポール・オースター編

  • Author : R
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    事実は小説より奇なり。
    芸がない表現でスミマセン(笑)

    でも、この言い古された言葉が一番ピッタリ来る。

    人生の中で1つや2つ誰しも、こういう経験をしているのではないだろうか。
    運命的な出会いや再会、そんなバカな!といいたくなる、不運や幸運。

    そういう人生の不思議みたいなものが詰まっている、人々の物語。
    すべてが実話です。

    この本は、ポール・オースターがホストを務めるラジオ番組に寄せられた、
    投書をまとめたもの。
    読み出したら、止められなくなります。
    次はどんなことが起こるのか…とページを繰る手を止めることが出来なくなります。
    恐るべき吸引力(笑)

    ちょっと「おかしな人」を書かせたら天下一品のポール・オースターらしい編み方になっています。
    そして、最後には「人生はこれだから面白い」と思える作品です。

    私的には、「七十四丁目のダンス―一九六二年八月 マンハッタン」が一番、気に入った。なんと言って良いかわからないけれど、私にとってはとても美しい光景に見えた。
    まるで、自分が主人公で窓から下を見下ろしている気分になるくらい、その光景が見えた。そして、「なんかいいなぁ」と思った。

    気取らない美しさ。
    そこには生身の人間がいて、愛情やら生活やら音楽やらダンスやらが一緒くたになって、
    人の生活を築いている。ただ、それだけで美しいと思える情景。

    また、「戦争」の章は人の生き死にを含め、「人間の底知れないパワー」のようなものを感じ、畏怖を感じるとともに、人もまた動物、という変な考えに囚われた。
    植物が太陽と水からエネルギーを得て、美しい花を咲かせるように、人もまた奇跡を起こすことができる存在なのだ。

    科学だけでは、「生」は語れない。
    「シェルドレイクの仮説」をまたも思い出した。

    共鳴。

    これもまた「生の不思議」の1つではないだろうか。
    何でも科学で立証する必要性などない。

    そう、何が起こるかわからないから、明日が待ち遠しくなり、人生が楽しくなるのだから。

    非常にオススメです。

    第2巻↓



    JUGEMテーマ:読書



    2017.03.23 Thursday 22:34

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      2009/02/27 1:35 PM
      救いとなる幻影を求めて??人生の危機のただ中で、生きる気力を引き起こさせてくれたある映画。主人公は、その監督の消息を追う旅へ出る。失踪して死んだと思われていた彼の意外な生涯。オースターの魅力の全てが詰め込まれた長編。オースター最高傑作!
      - / -
      2009/01/27 3:52 PM
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